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  • 1-3-2 たったの五千六百円なのよ・・・
    安部公房作 カトレア読書会演出 「友達」 2006年11月30日(木)~12月3日(日) 手織座にて

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2009年5月14日 (木)

ベルトルト・ブレヒト「三文オペラ」

5月11日(月)19:30~ 
仙川「ニワコヤ」にて
http://www.niwa-coya.com/
第四十五回カトレア読書会が開催されました。

参加者は、市村さん、田中さん、笹森さん、秦さん、笠原さん、管理人、そして新しい参加者で柴田さん、竹内さん、溝口さんの3名も加わり、計9名。
テキストは、カトレアでは初お目見えのベルトルト・ブレヒト「三文オペラ」(酒寄進一・翻訳 長崎出版)

では物語の解説を・・・

【登場人物】
メッキ・メッサー ・・・主人公。ギャング団の親玉で、色悪。 
ジョナサン・ジェルマイヤ・ピーチャム ・・・乞食商会の社長
シーリア・ピーチャム ・・・ピーチャムの妻
ポリー・ピーチャム  ・・・ピーチャムの娘
タイガー・ブラウン・・・警視総監で、メッキイの戦友 
ルーシー・・・タイガー・ブラウンの娘 
ジェニー・・・娼婦の館の主。メッキイの元情婦。

【あらすじ】
1800年代の中頃。ヴィクトリア女王時代のロンドンの下町ソーホー。
色男の悪党、ギャングの親分メッキイ ・メッサーは、“乞食商会”の社長ピーチャムの一人娘ポリーをたらしこみ、親に内密で結婚式を挙げてしまう。メッキイとは戦友であり、日ごろ持ちつもたれつの警視総監ブラウンは二人を祝福するが、それを知ったポリーの父親ピーチャムと母親のシーリアは、怒り狂う。大事な商品である娘をさらわれまいと、ポリーに別れるよう説得するが、娘は耳を貸さない。そこで夫妻は警察を利用し、メッキイを逮捕させる計画を立てる。危険を察知して身を隠すメッキイだが、かつて情婦だった娼婦のジェニーに裏切られ、あえなくお縄に。婚儀にも参列した警視総監ブラウンが身の安全を保証した直後の逮捕だった。牢獄ではメッキの恋人の一人でブラウンの娘ルーシーと、ポリーが鉢合わせして大喧嘩に。メッキは隙を突いて牢獄から逃亡するが再び逮捕される。
女王の戴冠式の一時間前までに絞首刑に処せられることとなるが…

テキストの4分の1は歌詞なんじゃないの?という印象。有名な「マックザナイフ」などクルト・ヴァイルの楽曲ありきの戯曲です。実は、今回この戯曲を選んだのは、このブログの過去記事に掲載されております、毒・管理人さんの毒・観劇日記、シアターコクーンでの「三文オペラ」観劇で、「セリフや歌詞が何言ってるのか聞こえなかったので、ちゃんと知りたい」・・・というご要望もあってのことでした。

読後感想。ん~、なんでしょう。今回テキスト本として使った「三文オペラ」(酒寄進一・翻訳 長崎出版)は、2007年に白井晃演出でパブリックシアターで上演された台本だそうで、その公演に向けての新訳、その後、稽古などで細かいセリフをカスタマイズし、歌詞もRollyが大胆に書き換えるなどされたそうで・・・ん~、だからなのか、なんなのか、現代語で語られるセリフがイマイチ食い足らない。読後、「え?これで終わり?」ってなスカスカな印象が拭えない。言えるのは決して翻訳の酒寄先生のせいばかりじゃないこと。現代の流行言葉や若者言葉が随所に織り込まれていますが、きっと稽古の段階などで、出演者や演出によってカスタマイズされたのでしょうが、つい2年前のことなのに、ビミョーに古く感じてしまう・・・。読んでて気恥ずかしくなってしまうのは、やはり流行り言葉は鮮度が一番で、あしの早いものだと痛感。・・・むしろ読書会、戯曲を皆で音読する会としては、大時代的な千田是也さんの文学的で叙情的な戯曲を選んだ方が良かったのかなとも。まぁ、でもテキスト選定理由が、先に書いたようなことだったので許されたし。持てる者持たざる者がいっそうくっきりと炙り出されてきた現代にあって、この戯曲のテーマは相通ずる部分もあるといえばある。ラストの女王によるメッキイの恩赦、おまけに貴族にまで取り立てられるところは笑っちゃうけど、悪は決して根絶やしには出きず、いやむしろ悪あってこその善という二律背反的な人の世の姿を馬鹿馬鹿しく非常にシニカルに描いたのでしょうか。

会終了後、次回のテキスト選定に関し、以前にもちらほら出ていた「今回のテキストもそうだけど、男の作家のステロタイプな女の描き方が不満。女流の作家による戯曲が読みたい!」というご意見を尊重しまして、、、、次回は
本谷有希子さんの『遭難、』(単行本: 164ページ /講談社:2007 )を読みたいと思います。今回、事前にテキスト本をお知らせしたので、3人の方が図書館などで本を借りてきてくださいました。次回も、お時間に余裕のある方はテキスト本のご用意をいただけますと幸いです。

では、また次回。

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