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  • 1-3-2 たったの五千六百円なのよ・・・
    安部公房作 カトレア読書会演出 「友達」 2006年11月30日(木)~12月3日(日) 手織座にて

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2008年3月20日 (木)

ストリンドベリ「罪また罪」

3月18日(火)19:30~ 中野天神四町会館にて、第四十一回カトレア読書会が催されました。参加者は、坪田さん、帆足さん、市村さん、輿石さん、白州さん、後藤さん、笠原さん、そして、笠原さんの芝居仲間の柏木さんと、そのお友達の今井さん、管理人の10名。

テキストは、「令嬢ジュリー」などで知られている、スウェーデンを代表する作家アウガスト・ストリンドベリ(1849年~1912年)の「罪また罪」(石沢秀三・訳/白水社/1975)
※作者のストリンドベリの名前表記には「ストリンドベリ」「ストリンドベリイ」「ストリンドベリー」「ストリンドベルリ」と様々ありますが、今回の出典である「ストリンドベリ名作集」(白水社)に準じました。

才能あふるる劇作家モーリス。愛人に子供生ませて放蕩三昧。が、明日は彼の書いた芝居がパリの劇場にかけられて、誰もが成功するだろうと思われていた前の晩、〝ファム・ファタール〟(運命の女)のアンリエットと出会い、あっという間に燃え上がって恋に落ち、二人の運命の歯車が狂い始める・・・

何と言いましょうか、人間、頭の中は秘密の部屋、究極のプライベート空間と申しましょうか…例えばその部屋で「あいつに死んで欲しい!」と考えたとしても、そりゃもちろん罪には問われません。
しかし、これが一旦キリスト教世界に立ち位置移しますと「罪」なんですねぇ~。てか、自分が既に「罪」に感じてしまってる。頭の中で人を殺しても、それは「罪」なんですから、もう大変。
てなわけで、誰しもが原罪を背負っていて、それを密かに隠しつつ生きているわけですが、物語ではひょんなことから、その秘密の部屋の扉を開けられてしまうことで、隠されていた言霊が人々の間を飛び交い、その言霊に踊らされて登場人物たちは疑心暗鬼に陥り、モーリストとその恋人アンリエットの運命が狂わされていくわけです。
いやぁ~面白かったです。盛り上がりました。
二人が恋に落ちていくシーンをはじめ、恥ずかしげもない赤裸々で大時代的な台詞の応酬に爆笑。モーリスの単純で純粋な俺様ぶりに「なんだコイツは?!」と、また爆笑。現代の作家ではおよそ気恥ずかしくて書けない言葉の綺羅星に感動すら覚えます。ま訳者の石沢秀三さんの力でしょう。
ある意味、上演してみたくなる作品でしたね、こりゃ。

2時間20分にて読了

次回ですが、
3月24日(月)or25日(火)
場所/中野天神四町会館
スタート/19:30

都合の良い日はどちらか?
出欠をメールにてお知らせ頂ければ幸いです。

どなたでも参加できます。

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