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  • 1-3-2 たったの五千六百円なのよ・・・
    安部公房作 カトレア読書会演出 「友達」 2006年11月30日(木)~12月3日(日) 手織座にて

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2007年1月30日 (火)

シェークスピア「ヴェニスの商人」

1月29日(月曜)18:30~中野にて。第三十四回カトレア読書会。

参加者は、高山さん、二回目登場の木村さん、笠原さん、反町さん、荒井さん、北川さん、羽豆さん、市村さん、遅れて帆足さん、林の、久々二桁参加者、10名でした。

テキストは、シェークスピアと言えば、「ハムレット」に並び、まずこの題名が出てくる日本人は少なくないでしょう。「ヴェニスの商人」。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇【物語】◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

舞台は、貿易都市として栄えた16世紀末イタリアのヴェニス(ヴェネツィア)。アントウニオウは、この街で貿易商を営むお金持ちの紳士。ある日、彼を訪ねて、年下の親友バサーニオウが借金の申し込みにやって来る。ベルモントに住む才色兼備の令嬢ポーシャにプロポーズをするために、友人であるアントウニオウから金を借りようというのだ。

しかし、アントウニオウの全財産は、いまは船の積荷となって、世界中の海に散らばっていた。そこでアントウニオウは、自らが保証人となり、悪名高き高利貸し、ユダヤ人のシャイロックから金を借りることを提案した。アントウニオウの書いた証文を携えて、さっそく二人はシャイロックを訪ねる。シャイロックは、3000ダカットもの大金を無利子で貸すことを承諾した。ただしシャイロックが出した条件は、「もしも3カ月の期限までに借金が返せなかったら、アントウニオウの肉1ポンドをもらう」というもの。アントウニオウは期限内に船が帰還することを信じて、この条件を承諾する。

金を手にしたバサーニオウは、ポーシャに求婚するためにベルモントへと向かう。その一行の中には、バサーニオウの友人ロレンゾウと駆け落ちしたシャイロックの娘ジェシカの姿もいた。娘ジェシカが、家の宝石類を持ち出したのを知り、怒り狂うシャイロック。娘と財産を同時に失ったシャイロックはの怒りと嘆き悲しみのあまり、ヴェニスの街中に轟き渡るほどに喚き立てるのだった。

ベルモントで、バサーニオウたちは歓迎を受ける。それまでの求婚者とは違う若くハンサムなバサーニオウに、ひと目惚れしたポーシャ。実はポーシャの父親は「金、銀、鉛の3個の小箱の中から、正しい箱を選んだ者と結婚するように」という遺言を残していた。彼女へ求婚する各地から来たいろいろな金持ち、王子たちは、この箱選びの難問に挑戦し、しかし次々と破れていくのだった。そしてやはり結婚の条件である箱選びの試練に挑戦するバサーニオウ。ポーシャの祈りが通じたか、バサーニオウは正しい箱を選び、見事ポーシャの夫となる資格を得る。さらに、バサーニオウの仲間グラシアーノウが、ポーシャの侍女ネリッサに求婚するというおまけつき。バサーニオウはポーシャから結婚指輪を贈られ、これを絶対はずさないと誓う。

だが、そんな幸せな時もつかの間、バサーニオウにヴェニスから大変な知らせがもたらされる。アントウニオウの荷を積んだ船がすべて難破。借金返済の目処がたたなくなったアントウニオは、約束どおり、肉1ポンドをシャイロックに支払わなければならなくなった。その正当性を決する裁判が開かれることを知ったバサーニオウは、ポーシャと急いで結婚式をあげると、借金の2倍の額の金を携えて、ヴェニスへと戻った。一方、ポーシャも侍女のネリッサを連れて密かにベルモントを離れる。

裁判では、アントウニオウが窮地に立たされていた。アントウニオウに、かつて侮辱された恨みに加え、娘の駆け落ちによってますますキリスト教徒への憎しみをつのらせたシャイロックは、公爵の「慈悲を」という言葉にも頑なに耳を貸さず、バサーニオウが差し出した6000ダカットもの金をはねつけ、証文どおりアントウニオの肉1ポンドをもらうと言って譲らない。と、そこにベラーリオウ博士の推薦状を携えた若い法学博士、実は変装して男装をしているポーシャが到着。裁判は、博士になりすました男装のポーシャの手に委ねられることになった。
博士の明晰で冷静な尋問は進み、ついに判決は、アントウニオウの体から肉1ポンド切り取ることとなった。喜ぶシャイロック。が、博士は言い放つ「肉はきっかり1ポンド切り取ること。多くても少なくてもいけない。一分一厘目方を間違ってはいけないし、しかも血の一滴たりとも流してはならぬ」と。愕然とするシャイロック。しかし自ら求めた「法による公正な裁き」の結果だとわかり、アントウニオウから肉を切り取ることを諦め、あわててバサーニオウの金を受け取ろうとするが、時すでに遅し。シャイロックの全財産の没収とキリスト教への改宗という判決。うちのめされた彼は、よろめくような足取りで法廷を立ち去る。

九死に一生を得たバサーニオウは、博士に謝礼がしたいと申し出る。すると博士は、バサーニオウがポーシャと婚約する際「ぜったいに外さない」と誓った愛の記念の指輪を欲しいという。なんとか指輪を手放すまいとするバサーニオウだったが、博士の言葉に負け、結局、指輪を贈ってしまうのだった。
アントウニオウを伴ってベルモントへ戻ったバサーニオウを待ち受けていたのは、指輪に対するポーシャの厳しい詰問だった。指輪を男に贈ったというバサーニオウの言葉を信じようとしないポーシャ。しかし、それは彼女の悪戯だった。
ポーシャは、自分が男装して博士を演じていたことを打ち明け、指輪をバサーニオウに返すのだった。ネリッサもまた、博士の助手に変装してグラシアーノウから指輪を取り上げたことを打ち明けて、夫ロレンゾウに指輪を返す。すべては丸くおさまり、めでたしめでたし。。。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

・・・ふぅ~~(--

今回は、話が入り組んでいなかったので、手を抜かず、ちゃんとあらすじ書きました(^^;

いやいや、こうして読んでみると、いかにユダヤ人が嫌われていたことか。シャイロックかなり可哀想です。キリスト教徒から蔑まれ、苛められるは、(実はアントウニオウには、かつて苛められて唾までかけられてるし?!)その上、、娘のジェシカには、家のお宝やら金やら持ち逃げされて、駆け落ちまでされてしまうは、裁判では自分の正当性を訴えるも、こざかしい男装の娘ポーシャにいっぱい食わされて、元金を取り戻せなどころか財産没収されるは、しまいにゃキリスト教に改宗させられちゃうはで、踏んだり蹴ったりを絵に描いたような不幸ぶり。。。それって、ユダヤ人につきまとう宿命なのでしょうか。。。(--;

だいたい、このバサーニオウって兄ちゃん、なにもの(--;?!ただの放蕩息子のボンボンでしょ(^^;?!さんざ遊び呆けた上に、財産食いつぶして、さらに友人であるアントウニオウに金のむしんに来て、友人の命かたにして金借りて、それがもとで、アントウニオウは命落しかけるんですよ?!・・・だいたい、アントウニオウも、アントウニオウですよ。この人、ただのお人よし?いや実は、男色家で、色男バサーニオウに惚れてたか出来てたか?!バサーニオウときたら、またこれが愛を誓い合ったポーシャからの贈り物の指輪、どこの馬の骨とも分からない博士にほいほいあげちゃうし。(あ、まあ、形としてはポーシャにあげたことになるのだが)・・・バサーニオウは絶対両刀使いですね、あれは。。。うん。相当な食わせ者ですよバサーニオウ(--

最後はお決まりの、丸くおさまりましたチャンチャン♪なんだけど、終わりよければ全てヨシの典型ですね(^^;

それにしても、「ヴェニスの商人」といえば、裁判での「肉1ポンドを切り取る。ただし1滴の血も流さずにね」って、まるで、一休さんか、きっちょむさんのトンチ話みたいな逸話が有名だけど、だから、それで終わりかと思っていたら、まあ、その裁判終わってからのバサーニオウとポーシャの愛の指輪をあげたあげないの話しの長いこと長いこと・・・今回読んで初めて知った事実でございました。それと「ヴェニスの商人」って、ずっとシャイロックのことかと勘違いしてたけど、アントウニオウのことだったんですねぇ。。。

と、こんな小学生みたいな感想でいいかどうか、知りませんが、とにかく面白かったです。でも女性の描き方は、やっぱり多様性が無く、ステロタイプなのは仕方ありませんねえ。中世ですからねえ。男の世界ですからねぇ。男と男の友情の世界ですものねぇ。。。(話それますが「そういえば、なぜ太宰治は「走れメロス」なんざ書いたのか?」と懇親会での笠原さん。。。ま、だから男の友情描きたかったんでしょう。。。なんでか知らないけど)

しかし、シェークスピア、前回同様、翻訳の好みは大きいなぁとつくづく。。。今回は、菅泰男翻訳本でした。古くは坪内逍遥に始まり、目ぼしいところでは福田恆存、木下順二、小田島雄志、松岡和子、河合祥一郎・・・etcなどが有名ですね。それぞれ一長一短。古典としての格調高さか、韻や言葉遊び重視か、現代的な分かりやすさか・・・etc好みの分かれるところです。

さて来週は、、、

2月5日(月曜日)18:30~中野天神会館(場所は仮)

テキストは、今回久しぶりの参加の木村さんのご要望も受けて、いよいよ!シェークスピア四大悲劇の一角である「ハムレット」(河合祥一郎訳)を読みたいと思います(^o^)/

プロアマ問いません。どなたでも自由に参加できます。ご興味あるかた、まずはメールでお問い合わせください。冷やかし大歓迎です。是非どうぞ。

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コメント

芥川じゃなくて太宰ね。

芥川じゃなくて太宰ね。

>芥川じゃなくて太宰ね。

失礼しました(^^;
芥川を太宰に訂正しました。

>芥川じゃなくて太宰ね。

許しておくれよ〜(;o;)
芥川を太宰に訂正したよ〜

いやいや間違って2回も送信しちゃった。
どうやって消すの?

どうやらコメントを自分で削除する術は無さそうですね。管理が削除するしかないみたいです。
でも、2回送信面白いからいいでしょ(^^)

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