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  • 1-3-2 たったの五千六百円なのよ・・・
    安部公房作 カトレア読書会演出 「友達」 2006年11月30日(木)~12月3日(日) 手織座にて

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2006年8月 8日 (火)

安部公房「制服」/安部公房「巨人伝説」

第八回カトレア読書会が5月25日夜、巣鴨にて行われました。

参加者は、笠原さん、翠さん、輿石さん、近藤さん、秦さん、南波さん、泉さん、林の8名でした。

テキストは引き続き安部公房。「制服」「巨人伝説」の二本。いずれも安部公房「戦争の爪痕シリーズ」と申しましょうか。両方とも大変面白い作品でした。

「制服」は、終戦直後、引き揚げの鬱鬱とした人々を描いた作品で、祖国に戻ってささやかな暮らしを夢見ていた「制服」を今も大切にもっている元巡査とその女房、そして彼をめぐる人々、学生、朝鮮人が殺人事件に巻き込まれる。元巡査は殺されていた?殺された巡査が語る物語は芥川龍之介の「藪の中」のような様相を呈し、やがて思いがけない方向へ転がっていく。。。

「巨人伝説」は、とある東北の街道筋の町の物語。さびれた食堂の女主人とその息子、そこへかつて女主人と一緒になることを夢見た男が15年ぶりに現れ町の人々に波紋が起きていく。そのころ町は男とかつて戦時中にある秘密をもちあった元町長一派が再選を狙って選挙中。過去の重い秘密と現在の人々の欲望や打算がからまりあい悲劇へなだれ込む。このお話は全編、東北弁で書かれていたため参加者一同かなり苦労しての読みでしたが、大変楽しい読みでもありました。

二作品とも重いテーマでしたが、ただ重いだけでなく、安部公房の持つ言葉へのビビットな実験と遊びが全編に渡り散りばめられ明快にしてストレート、「え~?!」っという驚きながらの笑いの連続でもありました。
昭和30年時点でこのような作品が既に上演されていたことに驚きを感じ、あらためて安部公房の面白さを思い知り再評価すべきと感じました。

来週は、ちょっと息抜きに一部の参加者からリクエストのありました80年代小劇場演劇の旗手「北村想」を読みたいと思います。大変楽しみです。

さて「安部公房リスペクト」でカトレア読書会公演を考えていると以前のメールに書きました。「安部公房」読めば読むほど面白く是非やってみたいなと思うのですが、まずどの作品を選ぶか?ミクスド安部公房をやろうと思っているのですが(何作かを一本の作品に再構成する)そのエッセンスを壊さず是非観客に紹介したいとおもっていますので、作業としては大変であることは充分予想されますがやりがいはありそうです。
今後の読書会でもう少し長編も含めた安部公房作品(例えば「幽霊はここにいる」「友達」など)を読み進め、もっともっと理解度を深めたいと思います。
公演時期と場所ですがまだ検討中です。一部の人には10月半ばという話をしておりましたが、場所選定や経済(経費)の話も含めもうちょっと皆さんと検討するつもりです。(一部の方々先んじましてごめんなさい)しかし時期としては11月後半~12月頭が今のところ濃厚です。場所も大きいところは必要なく会場にかかる費用もできるだけ安く押さえたいと思っています。神楽坂ディ・プラッツを裸舞台でつかうことは僕個人としては悪くないと考えています。他に高田馬場のプロトシアターという案も出ていますのですぐに下見したいと思います。そのほか例えば、どなたかのお家とか廃屋とかリトルモアギャラリーとか・・・
皆様是非よいアイデア募集中です。

それではまた来週

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