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  • 1-3-2 たったの五千六百円なのよ・・・
    安部公房作 カトレア読書会演出 「友達」 2006年11月30日(木)~12月3日(日) 手織座にて

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2006年8月24日 (木)

ウーゴ・ベッティ「牝山羊が島の犯罪」

第二十回カトレア読書会が8月23日(水)夜、駒込にて行われました。
参加者は、笠原さん、秦さん、輿石さん、市村さん、南波さん、近藤さん、林、そして初参加の漫画家で発見の会でも役者として参加されている河合さんの8名でした。
今回は先週に引き続き、林セレクトにより筑摩書房「世界文学大系~現代劇集」から、イタリア人作家、ウーゴ・ベッティの「牝山羊が島の犯罪」を読みました。

ウーゴ・ベッティは1892年、中部イタリアのマルケ州カメリーノに医者の子供として生まれました。大学の法科を卒業すると地方判事となり各地を回り、1930年ローマに転任すると職を辞し劇作に専念。1917年には志願して第一次大戦に参加、翌年捕らえられてドイツ国内の捕虜収容所に移送されました。彼の第一詩集「悩める王」は虜囚の生活の中に書き進められた1922年にミラノで出版されています。劇作家としての彼の活動は1927年「女主人」、1944年「裁判所の腐敗」、1945「夜明けまでの争い」、1948年「牝山羊が島の犯罪」などがあり、戦後相次いでローマにおいて多大な反響を呼んだそうです。

先週読んだ、イヨネスコ、ベケット、オルビーなどと並んで収録されていたこの一編。ウーゴ・ベッティの略歴読んでも謎の一作。果たしてどんな作品なのか皆目見当もつかずに読み始めました・・・

【物語】時は現代(第二次、あるいは第一次大戦直後)。イタリアの片田舎、荒地に建つ一軒家に教授である夫エンリーコを戦争で失った未亡人アーガタとその娘シルビア、そしてアーガタの妹で都会育ちのピーアの三人が暮らしていた。そこへかつてアフリカの戦線で夫エンリーコと共に捕虜になり辛い目にあったという男アンジェロが現われる。アンジェロは外国人でイタリアに違法入国していた。アンジェロはエンリーコと三年間の捕虜収容所生活でいろんなことを語らったという。特にエンリーコはアーガタのことをアンジェロに執拗に話し続け、それでアンジェロはいつかこの家に来ることを願っていたという。同時にアンジェロは亡きエンリーコからアーガタへの言づてを預かってきたという。若く二枚目のアンジェロであるがその言動にはどこか曖昧さと軽薄さがつきまとっていた。やがてアンジェロは彼女らの家庭の完全なる居候となる。三人の女たちはやがて三人三様にアンジェロを愛し始めてしまい、四人の関係は不協和音を奏で始める。アンジェロは家を一度は出て行こうとしたがアーガタに引き止められる。その逆にシルビアは家を出て行こうとする。しかし悲劇はついに訪れる。部屋の片隅にある貯蔵庫代わりに使っていた涸れ井戸に酒を取りに下りたアンジェロだったが、はずみで縄梯子がはずれてしまう。一度は彼を助けようと綱を手にしたアーガタだったが・・・・

何も知らずに読みました。。。素直に「こっわぁぁ~~い・・・」戯曲です。サスペンス・ホラーですね。そうですねえ映画でいえば「ミザリー」とか、、、男が監禁されて女にひどい目に合わされるという・・・。その反面、女同士のやり取りはカトレア読書会の第二回目に読んだ「ベルナルダ・アルバの家」ってところでしょうか。山羊の群れを女たち、羊飼いを男に例えるところなんざ・・・それにしても「牝山羊が島の犯罪」って題名、直訳かなんか知りませんが、どうにかならなかったのでしょうか(^^;「牝山羊が島」ってなんちゅう訳し方・・・それに「犯罪」って・・・ベタすぎ(--;

この作品はきっと日本ではあまり知られていない戯曲でしょう。今となってはサスペンスものの2時間ドラマにもありそうな設定なのですが、当時は人間の暗部を抉り出した問題作だったに違いありません。ベタとはいえ筋は通ってるし演出のやりかたによって非常に面白い芝居になるかもしれません。ただカトレアメンバ一部には「二度は読みたくないかも・・・」という声も。確かに二幕の女性同士のやり取りとかかなり怖いというか気持ち悪いというか・・・でも僕は意外と好きです、こういうどろどろしてるの(^^)/

25日~27日はカトレア地獄の20本読み合宿in那須でございます。スケジュール組んでみたら、ね、寝る時間が無い(@@;;;?!睡眠時間3時間で、ぶっ続けで読んで終了予定が日曜の朝7時半(@@;;;?!(^o^;ナハハ

次回の第二十一回カトレア読書会は駒込にて18:30~21:30。合宿で読みきれなかった安部公房を読みたいと思います。

それでは、どなた様もプロアマ問いませんので気軽に遊びにきてください。

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